FX レバレッジ規制

レバレッジに関する金融庁発表

金融庁は、外国為替証拠金(FX)取引業者に対し、顧客が預けたお金の何倍の取引まで認めるかを示す「証拠金倍率」を最大25倍とする規制の導入を正式に決めた。これまで規制の強化に対する意見を募り、規制のあり方を検討していた。まず来年8月に50倍に規制し、2011年8月に25倍まで下げる2段階方式をとる。倍率規制の導入で過度に投機的な取引を抑制し、顧客保護を徹底する。

 

FXの倍率規制を導入するために金融庁は5月末、金融商品取引法に関する内閣府令の改正案を公表。一般から意見を募集し、709の団体・個人が意見を寄せた。そのうち9割は「投資家の自己責任で規制は不要」などの反対意見だったが、日弁連などからの賛成意見もあり「高倍率はリスクも高く顧客保護の観点から規制導入が適切」(同庁)と判断し、関連する内閣府令を改正することにした。

これまでのFX

これまで、FXでは、レバレッジ400倍ないしはそれ以上で取引できる環境にありました。レバレッジ400倍というと、ドル円1万通貨取引するのに必要な証拠金は、凡そたったの2,500円です。

 

1万ドルというと、レバレッジ無しの環境、例えば銀行の外貨預金に預ける場合などには、凡そ100万円の資金が必要なものです。それをわずか2,500円ばかしで取引できちゃうわけですから、使い方によっては魅力ですが、使い方を間違うとやはり恐ろしいものになるのも事実でしょうね。

 

レバレッジはFX業者によって違います。fx比較で各FX会社のレバレッジの違いがわかります。

これからのFX

今後のFXは、最終的にレバレッジが25倍までに制限されるわけですが、先の例でいいますと、1万ドル取引するのに必要な証拠金は凡そ4万円ということになります。

 

これでも十分レバレッジ取引をする魅力はあると私は思います。レバレッジが何倍であろうが、預けられる証拠金の額によって保有できるポジションは限られてくるはずだからです。

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